揚げてないのに、ジュワっとドーナツ食感
ノンフライドーナツ(レーズンシュガー)

ミヨシのポイント
食品ロス削減やアップサイクルの観点から注目が集まっている、端生地を活用しました。成型後冷凍保存ができ、解凍工程なく焼成が可能なため、時短や人手不足対策にもなる、お店にやさしいパンです。
ノンフライでも、満足感の得られるアイテムにしたいと考えました。サブールを焼成後に塗ると、揚げずにジュワっとしたドーナツ風の製品になります。
【 ミヨシ油脂株式会社 レシピ開発担当者 山地 】
油脂利用のポイント
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パンテオンセレクトM
バターを配合し、上品で自然なバター風味の油脂です(乳脂肪分50%)。風味を活かしたい素材と合わせて使うと、その風味のじゃまをすることなく、素材本来の美味しさを引き立てます。
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サブール
液状のバターオイルを67.5%配合したオイルです。パンにかけたり、塗ったりするだけで、バター特有のフルーティーで甘みのあるコクや香りを付与できます。また、酸化を防ぎ、鮮度を保つボトル入りで片手で持ちやすく、ソフトで使いやすいボトルです。
シュー生地
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<作り方>
1.①の材料を鍋に入れ、火にかける
2.沸騰したら一度火を止め、ふるった②を加え、ダマにならないようによく混合する
3.もう一度火にかけ、生地が鍋底に薄く張り付くような状態まで、しっかりα化させる
4.ミキサーボールに生地を移し、③を2、3回に分けて加え、よく混合する
加えた全卵が完全に混ざってから、次の全卵を加えるようにしてください。
クロワッサンシュー生地
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<材料・配合>
配合(%)
- シュー生地
- 100
- クロワッサンの端生地(※)
- 100
- レーズン
- 50
- ※端生地はあらかじめ1cm角ほどにカットしておく
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<作り方>
1.あらかじめ作っておいたシュー生地と、クロワッサンの端生地、レーズンを、さっくり混合する
クロワッサンの端生地を1cm程度に細かく刻むことで、仕上がりが安定します。刻むサイズが大きいと、端生地の膨らみ方により、見た目がばらつきやすくなります。
2.1個80gに分割して、ショックフリーザーで冷凍する
3.冷凍保管した生地を必要な分だけ取り出し、天板に並べ、表面に水を吹きかけて焼成する
焼成 210℃ 約30分ここでは使っていませんが、製品の形をより安定させたい場合は、バンズ天板や型の使用をおすすめします。
4.焼成後、サブールを塗り、グラニュー糖をまぶす
焼成後にサブールを塗ることで、ジュワっと感を付与できます。 常温で液状の製品なので、溶かす工程なしで使用できます。
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.成形後の生地を、長期冷凍保管(1カ月程度)する場合は、冷凍生地用改良剤エレメントFSをクロワッサン生地に使用することで、ボリューム低下を防げます。
エレメントFSを使用したクロワッサンのレシピはこちら